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おに

今やっている戦隊もののロボットが「ドンオニタイジン」というのを最近知った。


オニカンアオイ(ヤクシマカンアオイ) Asarum yakusimense

屋久島固有のカンアオイで、花の大きさから鬼の名をつけられています。
葉模様はなくててかてかした青葉です。

うちに来てそこそこ立っているんですが、管理がいい加減なせいかようやく咲きました。
緑地に褐色の模様ですが、褐色の部分は細かい毛が生えています。
そんなところも鬼の名に関係してるかも。

カンアオイの仲間は分布が広がる速さが遅く、別の産地まで行くと変化するのか、固有種が多く各種の分布は狭いのが多いです。
屋久島にはもう一種クワイバカンアオイがありますが、これも屋久島固有となります。
1㎞移動するのに1万年かかるという話もありますが、さすがにそこまでではないと思います。

屋久島産ですが寒さなど問題ではなく、雪の下になっても平気です。
ほかのカンアオイ同様で育ちます。
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自家不和合?


オナガカンアオイ Asarum minamitanianum

何回か紹介しているオナガカンアオイですが、なかなか実がなってくれません。
自家交配はしているのですけれどね。

考えてみるといくつか栽培しているカンアオイの仲間で、自然に実ができたことないです。
なんとなく自家受粉しないのかな~と思いましたよ。
調べてみるとどうもセルフ交配でタネは取れる模様。
うまく交配できていないだけでしょうか。

分布が狭い希少種でもあるんで、実生でしっかり増やしたいところです。

これがいい

「これでいい
いや
これがいい」
by井之頭五郎


ミヤマキリシマ 原種 Rohdodendron kiusianum

ほんと、どこにもない。
売っているところが。

九州固有のツツジ、ミヤマキリシマです。
ほとんどの人は「んなこたーない、ミヤマキリシマならどこでも売っている」というでしょう。
その通り、ミヤマキリシマは大抵の園芸店や販売サイトで扱っている一般的なツツジです。

でもね、ほとんどが改良や選別された園芸品種なんです。
私が欲しかったのはそれじゃねぇんだよ。
九州の霧島連山、九重連山などの山頂で咲き誇っている原種が欲しかったんですよ。

画像の株は運のいいことにオークションに出ていた原種の挿し木株です。
自生地に行くくらいしか入手の方法がない代物。
行ったところでほとんどが保護区内なんで採りようのない代物。

なかなかないのに人気もないんで、まったくせりませんでした。
これを分けてくれた方も欲しがった一人ですが、元の株を入手した時「こんなのよりも園芸品種のほうがいいのに」と言われたとか。
なんというか、野生そのままの良さってものもあるんですよ。

育てるのも増やすのも簡単。
ほかのツツジと同様でいいです。
日当たりと水切れに注意するくらいでしょうか。
梅雨時に新芽を挿し木すれば簡単につきます。
実生はタネが細かいんで少し大変ですが、ツツジやシャクナゲはみんなそうです。

あのブームは


アマチャヅル Gynostemma pentaphyllum

30年ほど前だったか、空前のアマチャヅル茶ブームがありました。
あの後トンと聞かなくなったアマチャヅルですが、今でも薬用として使われています。
ま、伝統的に薬用でしたから。

去年ネットでタネが売られているのを目にして買ってみました。
当然そんなに大きくなっていません。
十分成長するのに2.3年といったところでしょうか。
ただ、今は播き床のままなので、植え広げてやらないといつまでも大きくなりません。

多年生のつる草なので緑のカーテンとしても使おうかと思いましたが、あまり強すぎる日光はよくないようです。
夏はちょっと日陰になるところで、水を切らさないよう育てるといいです。

まるアンドまる


長生蘭 `金石´ Dendrobium moniliforme `Kin Seki'

丸い葉と詰まった矢(バルブ)が特徴の長生蘭です。
江戸時代から作り続けられているものでもあります。

セッコクも花を開いてきており、この金石も咲いています。
葉の影響を受けて花も円弁のかわいらしいものになっています。
さらに色の入らない素心。

長く作られている割に数がないようで、意外と出てきません。
あると思ったら覆輪の入った金剛石だったりします。
この株も大株を手に入れたものですが、ところどころ斑の入った矢があり、分離させなければなりませんでした。

分離ついでにわざと小分けにしてもっと丸い葉にしようと画策中。
小分けの株は矢が詰まっていい感じになっていますが、今のとこ葉の丸さが足りていないのが残念です。

ダブルでど~ん!

by大泉洋


ヒメウラシマソウ Arisaema kiushianum

昨年うちで最初に咲いた花をご紹介しました。
今年は同じ株がかなりのパワーアップをして、大小で咲いています。

多分大きなほうは雌花。
有名な話ですが、この天南星の仲間は株の大小で雄花が咲くか雌花が咲くかが決まります。
小さいうちは雄花を咲かせ、大きくなると雌花になります。
通常一本では一花なので雄株か雌株になるわけです。

これを性転換とみなす向きもありますが、性転換といわれるとどうだろうと思っています。
同じ株で雄花と雌花をつけるのはよくある話ですから。

ちなみに画像の株は元は一球の球根を植えたもの。
昨年と同じ株で、二本に増えたもの。
ただし球根がつながっているかはわかりません。
次回の植え替えまで解明するつもりはないです。

やられました


コマクサ Dicentra peregrina

今年はいよいよ咲くんじゃないかと期待していた実生のコマクサ。
出芽の前に新芽を虫に食われたせいでつぼみも上げていません。
幸いと言っちゃなんですが、脇芽が二本伸びて株が増える方向に行っています。

ちょっと気になっているのがなんか根が細い。
そうめんみたいな細さですが、もう少し太いんじゃなかったかな。
管理のせいか用土のせいなのかはよくわかりません。
しかし数も多くて調子は良さそうです。

来年こそは咲いてください。
オナシャス

見事に


屋久島ハイヒカゲツツジ Rhododendron keiskei var. ozawae

ヒカゲツツジというツツジとシャクナゲの中間のようなツツジの変種。
一応屋久島産ということですが、霧島山のものの可能性もあります。
正確にはそこからの増殖品ですが。

屋久島や九州の霧島山の山頂付近の吹きっさらしの場所に自生するため、幹を低く這うように伸ばし、葉を厚くして適応しています。
少し低いところでは普通のヒカゲツツジもありますが、ハイヒカゲのほうはその性質が固定していて、実生しても這って小さく育ちます。
木の大きさの割に大きな花なんで人気があり、山草を扱うお店で増殖株が手に入ります。

先に書いた通り屋久島と霧島山のみということになっていますが、結構山の上のほうのものは同じように丈低く育っています。
この記事を書くにあたって見た中では、長崎の雲仙岳山頂部のヒカゲツツジが非常に見事でした。

栽培はそう難しいもんじゃないですが、成長が遅いんで(だから小型)ちょっとやきもきしそうです。
挿し木や実生でよく増えます。
ツツジやシャクナゲは酸性土壌を好むので、石灰質は入れないようにします。

がちょーん


ネジバナ中透け Spilanthes sinensis var. amoema

去年久しぶりに発見できたネジバナの中透けですが、厳しい現実を突きつけられました。
葉に出ているモヤっとした模様が明らかに。
ウイルス感染株だったということです。
まだ増えてないのに(涙)。

去年秋に新芽が出た段階でモヤは出ていたんですが、諦めきれなかったんです。
なんとか行けるかと思いましたが、先送りになっただけでした。

植物のウイルス病は治療方法がないので感染源にならないうちに焼却処分が基本です。
でも、諦めきれんので今年タネを取る予定。
その実生から斑入りが出ることを期待します。

毎年咲くが


ショウドシマレンギョウ Forsythia togasii

名前の通り小豆島固有のレンギョウ。
一般に見るレンギョウは中国産の種類で、日本には自生していません。

ここ数年毎年咲きますが、相変わらずパラパラと咲いて地味。
同じ日本産のヤマトレンギョウに比べても地味です。
ま、こういう種類ですから。

何度か紹介していますが、育てるのに難しいところはないです。
意外と根を張り、鉢だと太い根がグルングルン回ります。
枝も結構伸びるので剪定をしてコンパクトにしたいです。

あったわwww

今日は写真なしです。

先日、なかなか無いと言っていたバイカカラマツの円弁花ですが、あの後改めてオークション探したらありました(爆笑)。
一重のピンクと言う標準花で円弁のまさに思った通りのもの。
結局それを落札して無事に手元にやってきました。

今日はいつもの時間に更新を忘れてて休もうかと思ってましたが、急にこのことを思い出したので手短ですが記事にしてみました。
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イセゴイ

Author:イセゴイ
新潟県の中越地方でマイペースに園芸やってます。
妙な植物が好きですが、割と普通のものも気に入ったりします。
妙な漫画とか妙なテレビとかもすきなんで、時々書くかもしれません。

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