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結局平成最後

その後山には行かなかったので平成最後の山行きになりました。

目的の春蘭も咲いていました。


シュンラン むれ黄

黄色く咲いている春蘭。
ただし、これは偽物の黄花です。
根元に出る花芽が落ち葉や土で覆われて日光に当たらずもやしの状態で咲いてくるともともと緑の花も黄色に咲きます。
キャップで遮光をして咲かせたのと同じ状態ですが、春蘭ではこれを黄花とはみなしません。
本物の黄花は遮光などなくても一応黄色く咲くものです。

山で見かける黄花の春蘭の99%以上はこの「むれ黄」と呼ばれる偽物の黄花です。
ネットオークションで見かける「山取り黄花」の山から取ったばかりのものはほぼ100%むれ黄なので手を出すべきではありません。

この株も予想通り根元に落ち葉が厚く積もったものでした。

nisenohu19-4.jpg
シュンラン 偽の斑

これも今回見たもの。
一見虎斑が入ったように見えますが、一枚の葉にしか入っていませんし、おそらく伸びかけの時に落ち葉などで覆われて黄色くなったものと推測されます。

期待してしまいますが、なかなか変異個体には行き当らないものです。

konaekuwa19-4.jpg
食われた跡

私が入る場所はこんな風に葉が根元近くでちぎられている株が多いです。
犯人はおそらく野ウサギ。
好物みたいです。
できれば食ってほしくないです。

時期的に遅いと思っていましたが、良い状態のものが多い山行きでした。
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続 多分平成最後

今日は地味な人たち。


ミヤマウズラ Goodyera sclechtenodaliana

私が入る場所では非常に少ないミヤマウズラ。
運がいいと出会います。
今回はこの株を含めて三株ありましたが、いずれも地模様がほとんどない株でした。
地模様がきれいなものには山では出会ったことがないです。

togesiba19-4.jpg
(多分)ホソトウゲシバ Huperzia serrata

割と見かけるシダ。
昔は見たことなかったんですが、最近は以前入ったことのない場所にも入る関係で結構見かけます。
ヒカゲノカズラ科で、現在属を分けられていてナンカクランやヨウラクヒバなんかと一緒のフペルジア属になっています。
地面からたくさん葉をつけた茎が立ち上がるシダ。
広い意味ではトウゲシバ一種ですが、細かく分けると、ホソトウゲシバ、ヒロハノトウゲシバ、オニトウゲシバの三変種になるんだとか。
見る限り画像はホソトウゲシバです。

nokisino19-4.jpg
ノキシノブ Lepisorus thumbergianum

関東なんかだと街中でもたくさん見かけるようなシダですが、うちのあたりではほぼ見ない着生種です。
どうにか一本だけみつけられました。
まだ胞子嚢を付けないまだ若い株です。
一応県内でも結構自生しているみたいですが、本当に見ない。
県内でもほかのところではたくさん生えている場所はあります。
行き当るたびに変異個体を探すのですが、そっちは見ないです。

多分平成最後

先日、多分平成最後になるだろう山に入ってきました。


シロバナニシキゴロモ Ajuga yezoensis f. albiflora

路の脇の日当りのいい切通にまばらに生えていました。
実は最近までジュウニヒトエと勘違いしていたもの。
同じ属ですが、別種だったというね。
青紫のニシキゴロモの白花品種。
母種のニシキゴロモは太平洋側に、こちらの方は日本海側に多いんだそうです。

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カタクリ Erithronium japonicum

こちらはおなじみのカタクリ。
ほぼ終わっていましたが、案外花が残っていました。

昔はこの球根から片栗粉を採ったといわれています。
しかし以前読んだ本にはそうではないだろうとありました。
カタクリの球根は地下30㎝くらいのところにあり、採取しにくい、そして一番見つけやすい花時には球根はやせていて採れる量はごくわずかになる。
こういった理由で著者は否定しています。
納得のいく理由です。
その著者は、昔カタクリと言ったのはコバイモのことだったのではないかと推測しています。
こちらなら球根は浅いところにありますし、花時も充分に大きい球根です。
分布の偏りも昔は広くあったのに取りつくされたからと推測。
これも納得のいく説明です。

さて実際はどうだったんですかね。

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一瞬山道の脇で花が散らばって落ちていると思いました。
でもよく見ると
makino419-4.jpg
マキノスミレ Viola violacea var. makinoi

マキノスミレがたくさん咲いていました。
この辺の山ではよく見られるスミレです。
乾き気味の山道の脇に多く、小さいですが、咲いてると目立ちます。

山のねた、続きます。

とうに終わってますが・・・


桜 `染井吉野´ Cersus ×yedoensis `Somei Yoshino'

結構前のことですが、出先で見事に咲いていました。
現在日本で一番見慣れている品種。

染井吉野は寿命が短いといわれていましたが、適度な手入れをしていれば長く生きるといいます。
現実に樹齢百年以上株が結構残っています。
ただ、残念なことに江戸時代に江戸染井の植木屋で出たという原木は今はないようです。

桜を増やすというと接ぎ木が一番行われていますが、実際は挿し木でも増やせるそうです。
私はやったことないですが。
やり方は他の落葉樹と同じです。
実生はもちろんできますが、同じ品種にはならないので品種改良をするときにするのが普通です。

地面から咲く


ショウガ科の一種 マレー半島産 Scaphochlamis sp. Malay Peninsula

ショウガ科スカフォクラミス属の一種。
読み方これでいいかはよくわかりません(笑)。

昨年秋にうちに来て葉を一枚も出さないうちに地下茎からミョウガが開いたようなものを出してきました。
最初はなんじゃらほいと思っていたところ開いた鱗片の間から白い蕾が出てきました。
で、花芽だと気づいたわけです。
ちなみにミョウガも同じショウガ科で、同様に地下茎から食べる部分を出して同じように花が咲きます。

そして先日ごらんの花を咲かせました。
白い蝶のような花に紫のブロッチが入ったかわいらしい花です。
残念ながら一日花ですぐに終わってしまいますが、いくつかの蕾が順番に咲いてくるので割と長めに楽しめます。

葉もデコボコの面白い葉なのですが、今のとこ一枚も出ていないのでもっと育ってから紹介するつもりです。

栽培については今のところよくわかっていません。
半日陰で育ってくれそうです。
寒さも10℃くらいまでなら何とか大丈夫でした。

白でいい模様


オオバキスミレ 白花 Viola brevistiplata white flower

昨年もご紹介のオオバキスミレです。
最近詳しい方に見てもらったところ、白花としてもいいとお墨付きをもらいました。
っつーことで今回は白花としました。

黄色い花の咲くスミレの中ではこういう変異は少ないそうで、かなりの珍品とのこと。
以前八重咲きのキスミレ(と言う種類)が出回りましたが、それと斑入りがあったくらいみたいです。

採集から二年、あまり増えていませんが、十分に育つと根茎で増えるので維持するのは難しくないでしょう。
それに種でも増やせるはずです。
ちょっと積極的に増やそうかと思っています。

咲かない


ヒダカソウ Callianthemum miyabeanum

北海道のアポイ岳の固有種。
一昨年にも紹介しましたが、昨年は咲かず。
今年は三株のうち一株に一輪のみの開花。

株自体は調子よく育ち、芽も分かれて株分けができるほどですが、花が来ない。
ちょっと原因がわからないです。

一昨年植え替えしたときちょっと小さめの鉢だったので、夏に乾きが激しかったです。
なので昨年一回り大きめの鉢にしました。
それでも乾きますが、多少ましになっています。

そういえば肥料を多めにやっているのでそのせいがあるのかもしれません。
液肥を減らそうかな。

基本的に丈夫で育てやすく、増やしやすいですが、ちょっとくせがあるかもしれません。

それは記念すべきことなのか?

今日は文章ネタっす。

先日のこと、某キリスト教系の宗教団体の人がやってきました。
以前うちに来た控えめに言ってかなり頭の悪い勧誘員の団体とは別です。

このキリスト教系の人たちは物腰もやわらかく丁寧な人たちなので対応するこちらとしてもぞんざいに扱わず配りものも一応丁寧に受け取ります。
で、その方たちがうちに来て、
「今度イベントがあるのでよろしかったらいらっしゃってください」
と案内の紙を渡してきました。

そのイベントと言うのが
「キリスト様が亡くなった日を記念する会」
とのこと。

…え~っと…
それは記念すべき日なのか?
私の頭にそんな疑問が浮かびました。

その方々は私に案内の紙を渡すと丁寧にあいさつをして帰っていきました。
そして答えのない疑問が私の中に残っていったのでした。

小輪


椿 `胡蝶侘助´ Camellia `Kochou Wabisuke'

侘助椿の胡蝶侘助が咲きました。
侘助椿としては特に古い品種で、京都の大徳寺総見院に豊臣秀吉が千利休から譲り受けたとされる古木があるといいます。

桃色の極小輪で白のまだらが入り良いアクセントになっています。
雄しべや雌しべが退化して機能しなくなるのは侘助の特徴。
古い品種で数も多いので多くの場所で植えられているのを見かけます。
当然入手も簡単でホームセンターや園芸店でも苗が売られています。

栽培も普通の椿と一緒。
ただ、昨年一月の大寒波のために鉢植えの椿がいくつも枯れたので新潟では少し冬は気をつけた方がよさそうです。

これで咲くか


トバタアヤメ Iris sanguinea var. tobataensis

以前ご紹介したトバタアヤメですが、肥料を変えただけでは咲く気配がありませんでした。
窒素を極端に減らした栽培でしたがやはり葉が長くなってしまいます。
そして芽数だけが多い状態でした。

と、いうわけでこの春、思い切って一芽づつに株分けをしました。
芽が多すぎると栄養が分散されて咲きにくくなります。
それを解消するためにわざと小分けにしたわけです。
しかし、小分けにしたことで一株の栄養も少なくなりそれはそれで咲きにくく…。

と言っても分けないことには話になりそうにないので分けた次第です。
さらに肥料を窒素分の無いものだけにして芽が増えることを抑えます。

さてこの決断が吉となるか凶となるか。
結果は数年後でしょうか。

原種だった模様


ヒマラヤユキノシタ Bergenia stracheyi

放置していますが毎年春先にはピンクの花を咲かせてくれています。
なぜか日陰の花と勘違いしていて庭の日陰に植えていたら枯れないものの全然咲かなかったことがありました。
今は小さいプランターで日向に置いています。
そろそろ植え替えたいところですが、ほかの鉢も植え替えないといかんのでついつい後回しになっています。

さて、このヒマラヤユキノシタ、絶対古い時代の交配種だと思っていましたが、原種だったようです。
海外では交配種も多いみたいですが、日本ではほとんど原種が出回っています。
小型の赤花と白花をたまに見ますが、どちらも原種だそうです。

どこの町にも植えている家があるように丈夫で手もかかりません。
画像の株は地元のバザーでおばちゃんが一本100円で売っていたものです。
上で書いた小型種はともかく普通のヒマラヤユキノシタはほとんど売ってないです。
どこか植えてあるうちの人から分けてもらうのが一番手っ取り早い入手法かもしれません。

疲れた・・・


サボテン実生 cactus seedling 1year

先日のこと、昨年播いたサボテンの実生苗を移植しました。
播くタネの量が少なめなので移植の際に性質の近いものを一つにまとめています。
なので何種類も植わっています。

元肥と用土を入れた鉢に水をやり、実生床から苗を移植します。
苗のすぐわきにピンセットを入れて用土を緩めてから根を傷めないように抜き上げる。
移植先の用土にピンセットで穴をあけてそこに苗の根を差し込んで植えこむ。

これを2~3mmの苗でなるべく等間隔になるよう行うのです。
それも一つ二つではなくたくさん。
画像に写っているだけでも23本です。
こんな鉢があと二つ。

細かい作業なのでえらく疲れました。
こんなのを数百単位でする業者さんってすげえです。

新元号の出典と蘭

昨日新元号の「令和」が発表されました。
出典は万葉集だとのこと。
特に読んだこともないですが、もとになった部分を実は読んだことがあります。

「時に、初春の令月にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香りを薫らす。加以(しかのみにあらず)、曙の嶺に雲移り、松は羅(うすもの)をかけて・・・」
と言うもの。
ご存知の通り新元号は初めの部分の「令月にして」と「風和らぎ」の部分から字を採っています。

これを「ふやして楽しむ野生ラン」東京山草会ラン・ユリ部会 編著 と言う本に載っていたのです。
その中の「野生ラン栽培の歴史 古代~中世」と言う記事に出ていたのです。
その中で先の万葉集の記述についての考察を資料を交えてしているのです。

「梅」は当然現在でも親しまれる梅のことで万葉集の当時にも中国から伝わって植えられていたのは疑いようもありません。
問題は「蘭」の方。
古い時代に中国で「蘭草」と言われたフジバカマはおそらく違うといいます。
理由は他にもありますが、春の歌なので秋のフジバカマは似つかわしくないのです。
香りの良い中国春蘭ではないのかと推察しています。


中国春蘭 `大富貴´ Cymbidium goeringii `Dai Fuuki'

これはずっと後になって採取された中国春蘭です。
おそらくはこれの原種がすでに中国から入っていたのではないかと言うことです。
日本にも春蘭が自生するのは知られていますが、当時「蘭」と言ったら香りの良いものを言いました。
なので香りの乏しい日本春蘭は外れるでしょう。

確かな記録はないもののその可能性があると著者は言います。
そこで傍証として対馬で見つかる不思議な春蘭を上げています。
日本の蘭愛好家には有名な「ツシマニオイシュンラン」です。
日本の春蘭でありながら良い香りのする種類です。
しかもその姿は日本春蘭と言うよりも中国春蘭の原種に大変近いのです。

対馬と言うと古代から日本と中国や朝鮮との交流の際の中継地になっていました。
その頃交易船が対馬に中国春蘭をもたらしそれが野生化したものの子孫がツシマニオイシュンランなのではないかと言う説です。
対馬に持ち込まれるなら当然日本本土にも持ち込まれたことでしょう。

そうして伝わったものが万葉集に詠まれることになったのではないかと言うことでした。
状況証拠だけですが、非常に興味深い説だと思います。
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イセゴイ

Author:イセゴイ
新潟県の中越地方でマイペースに園芸やってます。
妙な植物が好きですが、割と普通のものも気に入ったりします。
妙な漫画とか妙なテレビとかもすきなんで、時々書くかもしれません。

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