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潜り芽


日本春蘭 `南紀´ Cymbidium goeringii `Nanki'

三本立ちの苗ですが、バルブの位置が左に行くほど下がっていくのがお判りでしょうか。
春蘭などシンビジュームの場合年に一本づつ新芽が伸びてバルブが連なっていきます。
画像の株の場合右から左へ新しい芽になっています。
つまり年々深い位置から芽が伸びていっています。

東洋蘭ではこういう状態を「潜り芽」と呼びます。
年々潜っていって最終的には伸びてきた新芽が育たず枯れてしまうこともあります。

栽培環境のためもあるのですが、潜りやすい品種と言うのがあります。
画像の`南紀´は潜りやすい系統(一号性)と潜りにくい系統(二号性)があるようです。
当然潜らない品種の方が育てやすいんですが、`南紀´の場合潜る系統の方がきれいな花らしいです。

潜り芽はバルブが真ん丸に張ると起きやすいので防ぐには肥料を控えるなどするようです。
ただ、大株にしないのであればそこまで気を遣わず、株分けをしてバルブの並びが水平に近くなるよう株を傾けて植えれば大丈夫です。
画像の株も斜めで植えています。
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大人の顔


エキノマスタス・英丸 SB81 Echinomastus dasyacanthus SB81 Sierra county, New Mexico, USA

平成26年の6月に播いたものです。
北米難物種と言われる一群のサボテンの中では育てやすい英丸です。
今は北米難物種の雄、スクレロカクタス(Sclerocactus)属に統合されているようですが、性質がちょっと違うようなのでエキノマスタスの方がいいかなあと言う感じです。

種子を播いて三年半で、これまで寝ている刺しか出していなかったところ、立ち上がる刺も出すようになっています。
どうやら大人の顔になってきた模様。
この類は小苗のうちは栽培が簡単ですが、親の顔になってくると気難しくなってきます。
画像のものも気難しくなっているはずですが、昨年の夏も成長が止まらず、旺盛に成長していました。

いつも参考にさせてもらっているShabomaniac!さんによると普通は春の一時にしか成長しないということなんですが、新潟の夏は過ごしやすいのか気にせずに育っていました。
まぁ今年も同様とは限りませんが。

ただ、今のところ順調に成長したため、油断して水をやりすぎたようで、ちょっと間延びした姿になってしまいました。
もっと詰めて育てて刺で地肌が見えないくらいにした方がよかったです。
それこそ成長していても月一くらいの水やりで行った方がいいのかもしれません。
休眠期の今は完全断水です。

めんどくさいときは

この時期雪囲いの中で越冬している鉢には水をやらなければなりません。
雪がかからないためです。

でも水やりが面倒なときがあります。
そんな時はこうします。↓



そこら辺の雪を取って鉢の上に置くだけ。
少しづつとけて水を供給します。

鉢数が多いと大変ですが、乾いているのが2~3鉢くらいであればこの方が楽です。
一応汚れの無いきれいな雪でやっています。

冬の横着技です。

斑が戻る


アエオニウム・艶日傘 Aeonium arboreum variegated

に斑が消えてしまったとご紹介の艶日傘です。
ごらんの通り斑が戻ってくれています。

日照不足気味の廊下でそこそこうまく育っています。
あまり徒長していないのは寒いためもあるかもしれません。
暑さには弱いといいますが、寒いのは結構平気です。
ひょっとしたらもっと寒い風除室でも平気かもしれません。

種、亜種、変種、品種

今回は文章ネタです。

日本の植物を扱っているとそんなになじみはありませんが、外国産の植物を扱うとよく出るのが学名です。
苗字と名前みたいな関係で属名+種小名で表記されます。
ところが中には種小名がいくつも並ぶことがあります。
個人的には多肉のリトープスやスイセンの原種に多いと思っています。

こういうのは
「種類を分けるほどじゃないけど違った特徴を持っているよね」
と言うことを表しています。
違いの大きい順に亜種、変種、品種となります。

亜種は学名ではsubsp.やssp.で表記され、大きく特徴が異なり、大抵は地理的にも隔離された分布をしたものです。
地理的にというのはうろ覚え(笑)ですが。

変種はvar.で表記され、亜種よりも特徴の違いはありませんが、明らかに形態などが違っているもの。
個体変異レベルではなくある程度の個体群での変異を示します。

品種は園芸品種とは異なり分類学上での品種で、form.や f.で表記されます。
このあたりは個体変異レベルでつけられるようです。

いずれも個人が勝手に名付けてもいいわけではなく、しかるべき論文にして学会などで認められてつけられるものです。
ネットで見ると品種レベルでよく勝手につけられたと思われる名前がありますが、無効です。
よくあるのが、斑入りの f. variegata や白花の f. albaなんか。
正式につけられたものもあるのでしょうが、大抵は勝手につけられたものだとみています。

亜種や変種で基本となるものは基亜種や基変種と呼ばれ、略さずに書くと同じ種小名がずらずらと並ぶことになります。
ただしその場合は略していいことになっているので属名+種小名で済みます。
亜種や変種ならびに品種は学名で書くときは 属名 種小名 ssp. 亜種名 var. 変種名 f. 品種名 と言う風に表記します。
もちろん種小名+ var. だけや f. だけのこともあります。

基亜種や基変種で気をつけたいのが基亜種や基変種はその種の一番基本的な種を表すのではないことです。
単純に一番最初に名付けられたというだけです。
この点は品種でも同様で、有名なところではアジサイがあります。
普通のアジサイはガクアジサイの品種になりますが、学名上基本になるのはアジサイで、ガクアジサイはアジサイの品種扱いの学名になっています。

案外知られていないようなので今回はそんな話でした。

模様あった


アリサンスズムシ Liparis cordifolia

この間紹介したものではなく一昨年紹介した方の株です。
二株植えていましたが、去年の夏休眠中に一株枯れてしまい現在は一株です。

地模様の無い青葉の個体だと思っていましたが、よく見るとわずかに模様が履いていることがわかりました。
ただし、この画像では見づらいです。
一応見えてはいるんですがね。

球根は割と大きくなっているんですが、今シーズンは咲いてません。
もうちょい置き場なんかは考えた方がいいかもしれません。

もう出てる

暖かくなったので屋根から雪が落ちるようになっています。
いっきに落ちると家が揺れます。


ヒロハアマナ 実生 Amana latifolia seedling

この間の大雪の前に撮った画像。
今は雪に埋もれております。

昨年夏に播いたものがすでに発芽しています。
発芽は良好です。

いわゆる春植物で夏には球根を残して枯れてしまします。
種子もそのリズムで出るので夏に種子が実ってすぐに播いても動き出すのは晩秋になってからです。
ただし乾燥には弱いので播き床は乾かないように水をやらなければなりません。
まぁ雨の当たる棚に他の鉢と一緒に置いておいてほかの鉢のついでに水をやってたのですが。
手を抜くところは抜いています。

つもった

11日は更新の予定でしたが、大雪の雪かきでつかれたんで休みました。
今回はその大雪レポート。

今回の大雪は一昨年の1月24日と同じくらい降りましたが、二日にわたっていたので雪かきは比較的楽でしたね。
あくまで比較的であって重労働であることには変わりなく、見事に全身筋肉痛になりました。



画像は今回降った雪。
ただし10日から11日にかけての分なので実際はもう少し積もっています。
これで大体60㎝。
積雪ほぼ0から一気にここまで積もっています。

今回驚いたのは普段はほとんど降らない新潟市で大量に積もったこと。
24時間で80㎝ですって。
テレビで新潟市の様子を写していましたが、新潟市の風景じゃなくなっていました。

それと15時間半止まっていた信越線の列車でしょうか。
菅官房長官は代替輸送にするべきだったのではないかと言っていましたが、雪と言うものをご存じない。
雪は線路だけに積もるわけじゃありません。
当然道路にも積もります。
なのでバスなどの輸送機関も止まっちまうんですわ。

それと停車していたあたりと言うのは一面の田んぼで、この時期は雪原になっています。
線路近くの道路は狭い農道でもともと大型車は入れないうえ、除雪もしていません。
救急車が行けたこと自体が奇跡と言える状況です。
降りて歩こうにも吹雪の中、雪原を歩くのはたとえ100mでも自殺行為です。
結局車内が一番安全だったわけです。

あとで母から聞いたところでは、あるワイドショーでコメンテーターが「近くの民家に泊めてもらえばよかったのに」と言ったそうですが、当然これも無理。
半径数百メートル下手すりゃ1㎞に民家がない場所なんで。

厳しい中JRは頑張ったといえるでしょう。

個人的には雪かき三昧と、車の運転の時でこぼこした圧雪のせいで気をつけて運転しなければならず、目的地まで時間がかかったことが大変だったことですか。

今度こそは


ヤクシマネジバナ Spiranthes sinensis var. amoena f. gracilis

このブログでも何度か紹介しているヤクシマネジバナですが、どうもうまく作れていません。
管理がよくないのか枯れてしまったり小さくなったりします。
で、今度こそはとまた入手しました。

今までは店頭に並んでいたのを買いましたが、今回はカタログで注文したものです。
その結果…
今までになく元気の良い苗がうちに来ました。
これなら今回はうまくいきそうです。

すでに実生で大量生産されていますが、うちでも実生で増やすつもりです。

滅多にないらしい


万年青 `音羽錦´ Rohdea japonica `Otowa Nishiki'

このほど入手の羅紗万年青です。
万年青の中でも古い品種だそうであまりに古いためほとんど流通しないといいます。

名鑑(品種の人気番付)では最下級の「貴品」の欄にあるものです。
最近の万年青の本には載っていないそうで、専門店の品種説明でも名を留めるのみ。
いつ頃出た品種なのかもわかりませんでした。
羅紗万年青は比較的新しく出現した品種群で、一番古い記録でも江戸末期ごろな模様。
多分古くても明治中頃から大正くらいの出現でしょうか。
よくわかりません。

成木の写真を見ましたが、葉がたたまれる「熨斗葉」に縞が入るもののよう。
小さめの品種みたいです。

写真の木は昨年芋吹きしたもののようです。
万年青は芋吹きから6年で親になるようなので本芸をするにはあと5年はかかるようです。
ま、のんびり行きましょう。

縁起のいい

あけましておめでとうございます。
今日から更新を再開します。


黒松の三つ葉 Pinus thumbergii three leaves

今年最初は年末に見つけた縁起のいいものから。

黒松の三つ葉です。
松は一か所から決まった枚数の葉が束になって出ます。
日本の松の場合二枚または五枚です。
クロマツ(とアカマツ)は通常二枚。
ところがまれに何かの加減でその枚数が崩れることがあります。
それがこの三つ葉の松。

アカマツやクロマツでは個体変異を起こしてすべてが三つ葉になった個体もありますが、画像の葉は通常の二枚葉の個体から出たものです。
正月の門松にするためにうちの庭の松を切ったところ、その枝についていたものでした。
ラッキーなので取っておいています。

ちなみに松の葉の束は構造上ごく短い枝にあたるということです。
海外産の種には通常で三つ葉の種もあります。
ダイオウショウ(大王松)がその代表です。
なので三つ葉の松を見つけても必ずしも珍しいものではないわけです。
二枚葉の松の三つ葉が珍しいということです。
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イセゴイ

Author:イセゴイ
新潟県の中越地方でマイペースに園芸やってます。
妙な植物が好きですが、割と普通のものも気に入ったりします。
妙な漫画とか妙なテレビとかもすきなんで、時々書くかもしれません。

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